参加リポート/現場から

やりかたを教える指示はいっさい止めると宣言した

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波多野和久  マツダE&T 総務・人事部主幹(マツダ出向中)  〔第487回/2015年6月会期「リーダー参加」〕  NO.1139

1139hatanoHP.jpg  「このまえ言っただろ!」 「そんな指示はしていない」。 異動した職場ではそんなリーダーの言葉が当りまえのように飛び交っていました。
  一年まえ親会社に出向しましたが、新たに受け持った部下たちは、仕事は上司からすすめかたを教わり、その通りに対応するものだと思っているのです。 また、私があるメンバーには少し難しい課題を任せてみないかとリーダーに相談すると、 「彼にはできない」 「まだ無理」と否定されました。
  組革研で体験した、一人ひとりが自分事として考え、取り組む姿とは真逆の状態に驚き、どうしたらよいか悩みました。 部下にあたるリーダーは年上で、しかも自分は新参者。 嫌われたくない。 衝突も避けたい。 指示を出しつづける彼らに何もできずにモヤモヤしたまま3か月が過ぎました。
  しかしある日、相変わらずメンバーにお節介をやいているリーダーを見て、自分の姿が鏡に写っているように感じた途端、気持ちが吹っ切れました。 「このままじゃいかん!」と強く思い、嫌われてもかまわない、彼らの指示出しを止めさせると決意しました。
  やりかたを教える指示は今後いっさいしないことをチーム方針にすると宣言し、自分で考えることをその日から求めました。 彼らから直接相談されても、 「あなたはどうしたいのか?」と質問をくり返して、本人の考えを言わせました。 納期が迫ってもぎりぎりまで待ちました。
  なぜ教えないのかと最初はみんな戸惑いました。 反発もされました。 指示を止めないリーダーもいました。
  数か月経ちました。 少しずつ自分の考えを主張する報告や相談が増えてきました。 私もリーダーと遠慮なく言い合えるようにもなりました。 今では会議でぶつかり合うのは当りまえだという雰囲気になっています。 以前に比べてみんなの顔が明るくなってきたような気がしています。

脱・「三逆リーダー」
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