参加リポート/現場から

メンバーが考えた自分のレールをやり切らせる

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松田健二  マツダ 車両開発本部 副本部長  〔第503回/2017年5月会期参加〕  NO.1137

  限られる条件の中で、性能やコストの目標値を最大限に上げ、お客様に喜んでいただける新商品を開発することがこの部署の最重要課題です。
  そのためには開発レベルの向上だけではなく、組織をリードしていく人を育てていかなければなりません。 しかしここ数年、高齢化がすすむ一方で、次世代を担うリーダーが育っていないことが悩みでした。
  その悩みの中で参加した組革研で、 「ロボット症」のお話をうかがい、自分が間違っていたことに気づかされました。
  効率化やスピードを重視するあまり、私は細かなことまでメンバーに教え、指示して、短期間で結果を出すようこれまで求めていたのです。
  彼らはその期待に応えてくれ、自分では成果を出してきたつもりになっていました。 しかし彼らにとっては、自分で考え、悩む場を奪われていたのです。 「人を育てていきたい」と思いながら、私はまったく逆のことをしていました。 自分の頭の中に描いた答えにちかづくようにしていただけでした。
  職場に戻って、すぐ細かな指示を止めました。 しかしずっと私が指示しつづけていたのです。 メンバーは私の指示を仰ごうとしてきます。 彼らに言いたい気持ちをぐっと我慢して、自分で考えるように伝え、彼らの様子を注意深く見るようにしています。 私の試練がつづいています。
  先日、メンバーの一人から、従来の開発レビューを新たなやりかたに変えてみたいと提案されました。 すぐにOKしました。敷かれたレールをはみ出さずに早く走ろうとしていた彼らが、どのようなレールを敷くかを自分で考えてきたのです。
  メンバーが自ら考えたそれぞれのレールを敷き、それを本人にやり切らせる。 それが必ず次世代につながっていくと、いま、確信しています。

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