参加リポート/現場から

仕事量が以前より1.5倍くらい増えている

投票する

「いいな」と思われたら押してください。

原田健一  マツダE&T 車両設計部 グループマネージャー  〔第450回/2010年11月会期参加〕  NO.1125

  私が着任した頃、メンバーは依頼されたとおりに目のまえの作業を毎日こなしているだけでした。 車の設計がしたくて入社し、希望した設計に携わっているはずなのに、つまらなそうな顔だらけです。
  そんな彼らを見て、絶対にこの状態を変えなければと決意し、20代の部下5人にある設計のプロジェクトを任せました。
  取り組む際に彼らに最も強く伝えたのは、私たちは部品ではなく車を作っているということ、そしてチームとしてプロジェクトの結果を出すことの2点です。 それ以降は組革研で教わったリーダーのあるべき姿を思い出し、口出しせずに彼らの状態をよく見ることを心掛けました。
  ふだん彼らが積極的に動かないのはやる前から失敗を考えてしまうからと思っていた私は、 「とにかくやってみろ」と何度も彼らをせっつきました。 内心は、 「本当に失敗したらどうしよう」とヒヤヒヤものです。
  途中でもついつい心配になって、 「どうなってる」と様子を聞き、 「線一本にも意味がある」と、改めて設計者の心得を説教してしまう場面もありました。 黙って見ることの難しさを痛感しました。
  しばらくすると、パソコンの前だけが仕事場だった彼らが席から離れるようになりました。 他との相談もメールではなく、直接会って話すことが増えました。 5人が集まって納期やスケジュールの打合せをし、進捗を伝え合うことが日常の風景になりました。これまでには考えられないことです。
  プロジェクトが終わる頃、5人のうち3人が大きく変わりました。 常に先のことを考えているのです。 2人がリーダーになりました。
  いま、どのプロジェクトもメンバーだけで取り組むようになりました。 同じ人数でやっていた仕事量が、以前より1.5倍くらい増えています。

脱・「三逆リーダー」
新着 記事・お知らせ
  • 2022.06.02        

    「道具力」の再構築に終わってしまわないか
     ――「新資本主義」に問う(1)...

  • 2022.05.31        

    組織革新研究会の7月会期での感染症対策...

  • 2021.12.02        

    『あなたの会社はなぜ「メンタル不調」者を量産してるの』発刊記念講演会が開催されま...

  • 2021.11.01        

    新著発刊のご案内

  • 2021.10.05        

    「人間変異」変革への企業の出番
       ――「自然変異」と「人間変異」・1②...

  • 研究会へのお申込み
  • デイリーメール 登録・変更
  • 組革研スケデュール
  • 組革研アーカイブ
パンフレット・発行物のご案内
  • 対談 あなたの会社はなぜ『メンタル不調』者を量産してるの

    著者:藤田英夫・𠮷野 聡 発行:シンポジオン 発売:三省堂書店/創英社


  • 脱「三逆リーダー」

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 「個全システム」によるミーティング革新

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 不感症体質に挑む「人間力」全員経営

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 経営の創造

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 第3の組織論

    小林 茂 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力をフリーズさせているものの正体

    藤田 英夫 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力―そこにどう火を点けるか

    藤田 英夫 (著) NTT出版


  • 人を人として―指示待ち人間を目覚めさせるもの

    藤田 英夫 (著) PHP研究所


  • 「状況」が人を動かす―管理からリードへ

    藤田 英夫 (著) 毎日新聞社


ページの先頭へ

組織革新研究会について

組織革新研究会の5日間