参加リポート/現場から

自分から壁をつくっていたと部下に教えられた

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寺沢 隆  三井造船特機エンジニアリング 船舶設計部 課長  〔第501回/2017年2月会期「リーダー参加」〕  NO.1116

  私の職場は船の詳細設計を行なっています。 約2年まえ、これまで請負依頼していた会社を吸収合併することとなり、その結果、私のグループは定年延長をされた方がたが約半数を占めています。
  設計後の不具合への対応も私たちの業務ですが、請負時代に図面作成しか担当しなかった人たちは関心を示さない方が多く、その不具合の後始末を行なう他の部下からは不満の声が聞こえていました。
  本人の問題として不具合に取り組ませなければいけない。 組革研 「メンバー参加」でそう決意した私は、その原因やどうすべきだったと考えるかを、不具合が起きるたびに彼らに問いかけました。 しかし、いくら事がらに絞っても、どんなに言葉を柔らかくしたつもりでも、責められているとしか彼らは受け取ってくれませんでした。
  職場一体で良い船を造るという雰囲気ではなく、依頼された自分の仕事をいかに要領よく完結させるかに力を注いでいるように感じていました。 この問題に悩んでいた頃、組革研に 「リーダー参加」しました。
  「人生の先輩に 『やらせる』と言うのはおかしくないですか?」。 この悩みを質問した直後に指摘されました。 目が醒めました。 職場に戻ったら、勝手な思い込みを止め、一人の先輩設計者として向き合っていくと決意しました。
  やったことは以前とそれほど変わりません。 ただ普段の挨拶や会話で偏見を捨て、現象がどうなっているかをくり返しただけです。 しかししばらくして、ある不具合の問題解決を依頼すると、これまでと一変して不満の声一つ漏らさず取り組んでくれました。 彼らから相談や助言をしてくれる頻度も増えてきました。 自分から壁をつくっていたことを教えられました。
  4月に課長になって、いま右往左往しています。 しかしわからない、教えられないことはチャンスだとも思っています。 片寄った見かたを捨ててもっと部下に向き合い、どんどん彼ら自身の仕事にしていきたいと思っています。

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