参加リポート/現場から

手帳を開くたびに自分はどうかと問いかけている

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松井吉実  日本貨物鉄道 戦略推進室 副室長  〔第501回/2017年2月会期参加〕  NO.1108

  鉄道事業の戦略企画や部署を横断する施策推進を、上司と私の二人で担当しています。 上司は他にも案件を抱えていたため、大きなことから小さなことまで私一人だけで黙々とすすめるというのが実態でした。
  2月に参加した組革研では、 「対象」の概念や 「仕事観」、そして 「やらないで済ます気」を許さないのがリーダーという、これまで私が考えていたものとは180度逆の見かた、考えかたを教えられました。
  とくに 「上司の期待を上回る成果を出すのが部下の役割」とお聞きした瞬間、一人で淡々と業務をこなし、孤立感に甘えていた自分に喝が入りました。 自分からどんどん動いていくと心に決めて職場に戻りました。
  職場に戻ると中期計画策定の真最中でした。 今までの私は、土壇場でどんでん返しになることを恐れ、いつも上司の意向を気にし、時によっては自分の考えを抑えてでもそれに沿うことのみ考えてすすめていました。
  しかし組革研後は、まず自分の考えを前面に出していこうと素直に思えたのです。 言葉は悪いですが、この部署を私が引っ張っていく、上司の鼻を明かしてやるくらいになろうと思いました。 私が考えた提案に上司も賛同してくれ、その後の仕事が格段にスピードアップしました。
  また中期計画策定の途中、収支状況が芳しくない拠点をどうするかという課題には、 「個全システム」の活用を思い立ち、関係者4人を集め、拠点についてわかっていること、いないことを書き出して一覧一望し、×打ちしながら徹底的に議論して改善案をまとめ上げました。
  さらに今後は他部署の仲間たちを巻き込み、より良い戦略企画を具体化していかなければなりません。 「対象」 「やらないで済ます気」と書いた紙を手帳に挟んで持ち歩き、開くたびにいまの自分はどうかと問いかけています。

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どうぞ宜しくお願い致します。

脱・「三逆リーダー」
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