参加リポート/現場から

取組みが断然スピードアップしてきた

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大西 宏  サッポロビール 仙台工場 パッケージング部長  〔第444回/2010年4月会期参加〕  NO.1066

  2年まえ、係長たちが担当していた役割をメンバーの仕事に変えたことをきっかけに、メンバーが自ら動きはじめた状況をデイリーメールでご報告しました。 しかし全ての場面で変わったわけではありませんでした。
  その一つが、ある設備で以前から続いて起こる技術的な問題への取組みでした。 特性値にばらつきが出てしまい、使用する材料の使用量が安定しないのです。 そのたびに経験豊富な係長たちに頼ってその場をしのいできました。 メンバーも設備の古さを理由にするだけで、誰も真剣に向き合おうとはしません。 係長たちが諦めかけていることが彼らにもわかっているのです。 その頃ようやく意欲を前面に出すようになってきたメンバーの気持ちを後退させることにも繋がりかねません。
  私はメンバー自身にこの問題に取り組ませようと決意しました。 そして組革研と同様、 「どうなっているかを明らかにする」を全員の課題にし、わからないことを挙げることから始めさせました。 自らわからないことを出し、それが明らかになっていくとすぐ、工程を調べに行くメンバーが現われ、設備メーカーに詳細を問い合わせるようにもなってきました。
  さらに彼らは、個別に知り得た内容を他の人にありのまま伝えはじめました。 当初私は、この取組みには時間がかかる、経験の少ない彼らが多少遅れるのはしかたないと考えていました。 しかしその予測は間違っていました。 彼らは状況を共有しながら同時並行で調査をすすめていったのです。 係長のみが対策を考えていた頃より、断然スピードアップしてきました。
  とうとう積年の課題であった値のばらつきの原因を彼らは突き止め、この問題が解決できる目途がたちました。 彼らはいま、突き止めたデータをもとに設備をどう改善していくかの計画を自分の課題としてすすめています。

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