参加リポート/現場から

真っ先に組革研参加メンバーが名乗りを上げた

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辻 省悟  三井造船 大分運搬機工場 製造部 工作課 課長  〔第395回/2005年5月会期「リーダー参加」〕  NO.1050

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  12年まえ組革研に 「メンバー参加」 し、その3か月後 「リーダー参加」 しました。 それ以降、「教えない、指示しない、世話をやかない」 を常に意識してきたつもりです。 でも任せっぱなしにはできない。 どう部下に向き合えば良いか悩みながら、彼らの様子をじっと見ることが多くなりました。
  先日も工程会議で議論がすすまない状況に悶々としていました。 もうこれ以上は待てないと思った瞬間、一人が口火を切ったのをきっかけに次つぎと発言が飛び出してきたのです。 それ以外でもメンバー自身で解決する場が増えてきて、現場が変わってきていることを実感しています。
  現在、最も大きな課題の一つはこの数年間に新たに入った若いメンバーの育成です。 そのためにはリーダー層のマネジメントがもっと向上しなければなりません。 私は積極的に彼らを組革研に派遣しはじめました。 職場に戻ってきた彼らがどう問題に向き合っているか、今まで以上に意識して見るようにしています。 私も自分自身の体験が風化しないよう、彼らが参加する会期にできるだけキャンパスに行き、組革研に触れるようにしています。
  しかしまだまだやり残しや未達成が多いのが現実です。 先日も出席した定期報告会で 「3逆リーダー」 のお話を聞いて、メンバーの心を操作していないか、私自身が自分満足を求めていないかと考えさせられました。
  そのような状況の中、工場でクレーンが傾くという大きなトラブルが発生しました。 それぞれの現場は大混乱です。 しかしその時、自分たちの業務範囲を超えて真っ先に現場解決に名乗りを上げたのは組革研に参加したメンバーたちだったのです。 「問題が起こった時はチャンスと思いなさい」。 混乱する中でキャンパスリーダーの声が聞こえてきたように感じ、彼らとともにこの職場を変えていきたいという思いがさらに強くなりました。

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脱・「三逆リーダー」
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