参加リポート/現場から

「対象」である関連部署をわかろうとしなかったと気づいた

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丹 誠二  三井造船 企画本部 海洋事業推進部 課長補佐  〔第499回/2016年10月会期参加〕  NO.1033

  組革研の体験者が多い当社では 「対象」 という言葉をよく耳にし、その重要性はいつも聞かされていました。 組革研が始まり 「対象を明らかにする」 という課題を見ても、自分はある程度はできると思っていました。
  ところがやってみると、まず対応を考えてしまってばかりだったのです。 「対象」 を考えているつもりなのに、下期「S-20」 で迷わずに歩けるようにという思いから頭が離れず、それに合わせて調査項目を挙げ、仮説を組み立てていました。
  職場で私がいま取り組んでいる仕事は新規事業の企画と推進です。 それを具現化していくためには関係部署との協力が不可欠ですが、組革研を終え職場に戻った頃は、ちょうど先方との役割分担の合意がなかなか得られず、困っていました。
  なぜそういう状況になっているか、組革研の体験を思い出しながらふり返りました。 すると、自分たちがすすめてきた新規事業の内容は深く考えてきましたが、もう一つの 「対象」 である関連部署についてはその状況をよくわかろう、調べようとしないまま、協力要請という対応しかしてこなかったと気づいたのです。 さらに、ある一つの役割分担が曖昧であることが合意に至らなかった原因ではないかという仮説も立てることができました。
  改めて関係部署へ説明する資料を作り直しました。 その際も 「言葉ばなれ」 を意識し、これまで文章のみだった内容をできるだけ絵で表すことにしました。 そして新たな資料で臨んだ次の会議では、その絵を見た瞬間に先方が内容を理解し、すぐに役割分担の合意に至ることができました。
  新規事業の具体化は始まったばかりです。 これから何度も問題にぶつかると思いますが、今後も 「対象」 を意識してすすめていきたいと思っています。

只今、サイトの更新を一時停止しております。
改めて更新を再開する予定ですので、少々お待ち下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。

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