参加リポート/現場から

「やり切るのは職場の風土」 を目指したい

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鈴鹿浩昭  マツダ NVH性能開発部 主幹  〔第500回/2016年11月会期参加〕  NO.1025

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  組革研初日、高いチーム目標を自分たちで立て、一人ひとりが挑んでやり切りました。 翌日からも個で考えた後にチームで話し合い、さまざまな角度から分析することによって 「対象状況」 がありありと見えてきたのです。 今までありのまま 「対象」 を見ようとしていたか、納期を守り全力を尽くしていたのかと自身に問いかけました。
  職場で私は車両静粛性開発を担当しています。 限られた時間の中でも質の高い開発が求められていますが、各プロジェクトでは手戻りが起き、問題は山積み、解決の長期化をくり返しているというのが実情でした。
  開発プロセスは時々刻々と変わっているのに開発手順がそれとは合わず、判断まで曖昧になっていることがその原因です。 さらに忙しさを理由にその状態を放置し、根本から変えようとしない体質もあるのです。
  部下を持つチームリーダーとして問題の本質を捉え本気で解決する、そのためにはまず自分自身が変わり、 「やり切る、納期を守る、事実をしっかりと見る」 の3つで彼らに迫っていくと覚悟を決め、職場に戻りました。
  さっそく開発の手戻り問題を取り上げ、話し合うまえに個で経緯を書き出させました。 そして内容が事実に基づいているか、主観に囚われていないかを意識させました。 当初はやらされ感が強く、なかなか個で表わせませんでしたが、くり返すと変わっていきました。 すすめかたやその時に下した判断を俯瞰して捉え、状況や経緯をありありと書くようになってきたのです。
  工数不足やマネジメントの責任にする発言が無くなり、自分事として問題に接し、自分たちが変えていくと考えるようになったと感じています。
  でもまだ途上です。これをやり遂げて意識改革につなげ、 「決めたことを確実にやり切るのは職場の風土」、そう言える職場を目指したいと思っています。

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脱・「三逆リーダー」
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