リーダーとしての覚悟が無いと思い知らされた

「いいな」と思われたら押してください。

　 組革研参加からもうすぐ４年。 参加後はまずは部下の動きを見ること、細かい指示を出さないことを自分の課題にしました。 部下の動きが変わっていく様子を肌で感じて、今まで彼らの邪魔をしていたと痛感しました。
　 そして半年くらいしてから職場の状態に違和感を覚えた時も、以前のように自分が先回りして彼らに世話を焼いていたからだったのです。 元に戻ってしまった状況をデイリーメールで報告し、今後は彼らの邪魔をしないと改めて決意しました。
　 私の部署では部品を作り、溶接・加工して組立工程に渡しています。
　 最近、次工程への納期遅れが再び頻発するようになっていました。 次工程から何度もクレームを受けています。
　 この問題を部下たちの力で解決させたいと思った私は、納期どおりに収まる工程を考え直すように彼らに伝えました。 彼らも無理なスケデュールであることは承知のうえで、新たな計画に取り組みはじめました。
　 残業を重ね、休みを返上して取り組むことで目標を超える日が出てきました。 しかし飛び込み作業が発生するとすぐ遅れてしまいます。 それが度重なると、遅れは取り戻せないほど大きくなっていました。 誰一人として手を抜いているわけではなく、予定外の作業が恨めしく思えました。
　 とうとう私の部署だけでは対処できない状態になり、上層部が問題解決に動き出す事態になってしまいました。 作業の一部を外注し、さらに応援部隊を要請することで、どうにか元の状態に戻りつつあります。
　 今回をふり返り、自分が放任になっていたことにようやく気づきました。 飛び込み作業があっても納期は納期。 その上で彼らにやり切らせられなかったのです。 リーダーとしての覚悟が無いと思い知らされました。