こびりついた指示待ち体質を力ずくで剥がしていく

「いいな」と思われたら押してください。

　 「『Ｓ－２０』 についてわからないこと」 を書きはじめましたが、最初の１時間で書けたのはたった５０件でした。 頭を絞って考えることが自分は苦手だと痛感しました。 すぐにダメかと、あきらめかけました。
　 ところが視点を変えてみた途端、自分でも驚くほどするすると、多くの 「わからないこと」 が出てきたのです。 これで自信がつきました。 翌日からの現場調査でも、くり返すたびに一つずつピースが埋まっていくように 「対象」 が見えてきました。
　 それまでの私は、わからないことはいくら考えてもわからない、教えられなければ時間の無駄と思っていました。 次第に、知らないことに踏み出すことが怖くなり、考えない体質になっていたと気づきました。
　 その一方で、作業内容を詳しく教えられないまますすんでいく状況や頻繁に変わっていく業務標準に不満を抱き、自分の業務が遅れるのはそのためだと他のせいにしていたのです。
　 組革研での体験で目が醒めました。 自分が変わらなければいけない。 と同時に、すでに体質になっているのではという危機感に襲われました。 しかし、その怯む自分を 「教えられたことは発見できない」 の言葉が後押しとなり、知らないことは弱みでなく強みだと思えたのです。
　 職場に戻り、他に答えを求めないと決め、「対象」 は何かを意識して自分で考えてから動き出すようにしています。 もう一つ自分の課題にしたのは、時間ギリギリまで一心不乱に取り組むことです。
　 自分が完全な指示待ちだったこと、それが体質になりつつあることに気づいたことは衝撃でした。 少しずつ、自分にこびりついた体質を力ずくで剥がし、期待以上の仕事をするといつも言われる存在になりたいと思っています。