参加リポート/現場から

2倍も3倍も責任のある仕事を部下に任せていきたい

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飯田真也  三井造船プラントエンジニアリング 品質保証部 副部長  〔第495回/2016年5月会期参加〕  NO.1017

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  組革研初日、上期 「S-20」 がようやく終わったばかりだというのに、休む間もなく次の課題が出されました。 「『S-20』 についてわからないことを書き出す」。 ブロックで書き出す目標は15000件という数字です。 無茶だと思いましたが、やらざるを得ません。メンバー全員で必死に取り組みました。
  翌日も 「S-20」 の仕組みを明らかにするため、何度も現場に出かけ調べました。 いつの間にか何年も一緒にやってきたと思うほど他のメンバーとの固い絆を感じ、どんな困難な課題でもできるとさえ思いました。 一人ひとりが全力投球し、やり切ったからこそ生まれたチームワークでした。
  同時に、こんな素晴らしい思いをさせるのがリーダーの本当の役割だと思ったのです。 職場での自分もそうありたいと思いました。
  ところが組革研に参加するまえの私は、 「部下の力を見きわめる」 ことが上司の大事な役割だと思い、その人の能力に合わせた仕事を割り振ることを最優先させていました。
  しかし、この体験の後に思い出しました。 私が出張で職場を離れていても彼らはやるべきことをやっている。しかも他部門からの彼らの評価は、私が思う以上にいつも高かったのです。 私の思い違いに初めて気づきました。 彼らは私が思う以上の力をすでに発揮していた。 自分がそれに気づかず、むしろ彼らの力を抑え付けていたのです。
  「部下には力がある」。 組革研後はそう思い込むと決めました。 それを引き出すのが自分の役割。 もし力が出ていないなら、私が全力投球させていないからです。 今までの2倍も3倍も責任のある仕事を彼らに任せていきたい、そして真のチームワークを職場でもつくっていきたいと思っています。

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