参加リポート/現場から

研究課題や今後のビジョンをまず書き出そうと提案した

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奥山友基  東日本旅客鉄道 安全企画部 主席  〔第499回/2016年10月会期参加〕  NO.1007

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  弊社の 「技術アカデミー」 という人材育成プログラムに参加しています。 鉄道に関わる専門知識や他企業との交流、実践的なスキルなどを1年間かけて学びますが、そのカリキュラムの一つとして組革研に参加しました。
  この強烈な5日間の体験で、現場の問題解決には 「対象」 に迫らなければならないこと、そして自分の問題として取り組むために、問題を共有した上でまず個で考えなければいけないと実感しました。
  技術アカデミーにおける 「グループ研究」 というカリキュラムでは、専門分野が異なる人が集まり共通課題の解決を目指しています。 私のグループでは、他を否定する考えが出るとなかなかまとまらず、議論が停滞してしまうことが少なくありませんでした。
  それは、口には出さないものの 「誰かがやってくれるだろう」 と私を含めた全員が考え、対策だけを言い合っていたからだと確信したのです。
  職場に戻り、研究のミーティングを行うと、これまでと同じく議論が低迷してしまいました。 私は意を決し、研究の課題をどう捉え今後のビジョンをどう考えているかを各自が具体的に書いてみようと提案しました。 そして、書いたものを持ち寄って内容を共有することから始め、その上で議論することにしたのです。 具体性にかけるものはグループ内の他の人が踏み込んで聞き出して具体化していきました。
  今では 「〇〇さんが書いた紙」 が共通語になっています。 書かれた内容をもとにすることで、以前より議論が具体的になってきました。
  しかし、対策や意見からなかなか脱け出せないことも組革研で痛感しました。 みんなの意識が 「対象」 に向き、ぶつかり合って議論するために、今後も自ら考え、改善案を発信していきたいと思っています。

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どうぞ宜しくお願い致します。

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