辛抱強く、くり返し迫っていくことが大事だと思っている

「いいな」と思われたら押してください。

　 ３年まえの組革研体験で、私の部下に対する向き合いかたが間違っていたことに気づきました。 そして、毎年私だけで決めていた次年度の重点課題の作成を、部下が自ら考えたものの中から採用することにしました。
　 壁に貼り出された３００を超える彼らの 「自分の課題」 を見た時は圧倒されました。 そして、彼らがそれらの問題を自分のものとして取り組んでいく姿を見て、彼らの力をとても大きく感じたのです。
　 しかし、変わってきたのはまだ一部に過ぎないとも感じていました。 彼らの力をもっと引き出し、多くの部下に拡げて職場全体の風土を変えていかなければと、自分の課題が改めて浮き彫りになったのです。 それ以降、部下を道具にしない、先回りして彼らが考える邪魔をしないことを、ますます強く意識するようになりました。
　 あまり変化を感じないメンバーも、決められた業務は滞りなくすすめています。 しかし、自分の役割を飛び越える問題解決にはなかなか手を出しません。 業務分担が弊害なのかと一時は悩んでいました。
　 彼らの動きが鈍いと感じるたびに、 「対象にとってどうあるべきか」 と言って、自分たちで問題を解決するよう迫りつづけています。 私がああしろ、こうしろを抑えることで、少しずつ、担当が曖昧な課題にも自ら担当しようというメンバーが増えてきました。
　 一昨年末にデイリーメールでご報告した頃に比べて、確実に変化は拡がってきていると実感しています。 次年度の各自の重点課題も、彼ら自身の悩みや思いを込めたものにする取組みを続けます。
　 辛抱強く続けること、時に先回りしてしまい失敗したと思っても、挫けずくり返し彼らに迫っていくことが大事だと思っています。