参加リポート/現場から

「やり切る」 という気持ちで毎日取り組めている

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中田章博  マツダ 車両実研部 熱・流体機能開発グループ  〔第498回/2016年9月会期参加〕  NO.1001

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  未体験の開発部門に配属されてからの3年間、目のまえの課題に夢中で取り組んできました。 ひと通りの業務を体験し、やっと自分で設定した課題目標に挑戦できる、そう思えるようになった頃、組革研に参加しました。
  「対象を明らかにする」。 頭では理解できましたが、実際にやってみると、私はほとんど仕組みを発見できませんでした。
  それは、できるだけ多くのデータが必要なのに、時間がないと言い訳をし、無駄なデータだと自分勝手に判断して、私が調査項目から外してしまっていたからでした。
  さらに私は、自分ができる範囲しかやろうとしていなかったのです。 「仕事はやり切らねばならない」 と聞いた時、自分はそうじゃなかったと気づき、この状態から脱却しなければと強く思いました。
  職場に戻ってから、これまで技術開発テーマに沿ってやってきたことをふり返りました。 すると、人任せにしたままその実態を見ていなかった試験過程があったことを思い出しました。
  すぐに現場に行き、試験方法や開発の状況を自分の目で確かめました。 担当の方に現状がどうか、困っていることはないかも聞きました。
  さらに、過去に時間切れで終わらせていたデータ計測を改めてやり直し、その結果を 「一覧一望」 しました。 すると、これまで気づかなかった問題が新たに発見できたのです。 それを上司に報告すると、 「これはおもしろい」 と言われ、初めて結果を受け入れてもらえました。 自分から活動範囲を広げて動いたことで、協力してくれる仲間も増えました。
  まだ思い込みはなくならず、大きな成果も出ていませんが、 「仕事をやり切る」 という気持ちで毎日取り組めていることだけは、実感しています。

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