やり切ったと思うにつれ、心に余裕が出てきた

「いいな」と思われたら押してください。

　 社内のシステム開発や構築したシステムのメンテナンス、利用する人たちへのサポートを担当しています。
　 約２年まえ、組革研で 「対象」 を捉えることの大事さを痛感し、それまで電話だけで済ませていたシステムトラブルの状況把握を、できるだけ現地に行って確かめるように変えました。
　 また、トラブルに対応するだけではなく、システム利用者と会い、どう利用しているのか、不便な点がないかを直接聞くようになりました。
　 業務量は以前より断然増えましたが、さらに複数の新たなプロジェクトが私の担当課題に追加され、 同時にすすめることになりました。
　 一つが社員証のＩＣカード化です。 勤務状況はもちろん、食堂や他の厚生施設の利用データをシステム化し、自動精算する仕組みづくりです。
　 もう一つが社内グループウェアシステムを新しく構築するという課題です。 ２０年以上、みんなが慣れ親しんできたものを変えるのはむずかしく、しかも取り組むメンバーは私だけ。 現状システムへの不満や新たな要望の聞き取りも、自分一人ですすめなければなりません。
　 取り組みはじめた頃は、果てしない道のりに感じられました。 しかし、組革研で自分の力でやり切ることを体験し、 「自分の限界を自分でつくらない」 と意識が変わりました。 どんなに忙しくなってもこの言葉を思い出し、踏ん張れています。 以前の自分だったら、途中で諦めるか、あるいは目標を低くして逃げていたかもしれません。 このシステムは、何とか納期どおり、１１月１日からスタートできました。
　　今も残業は続いています。　しかし、やり切ったと自分で思うにつれて、心に余裕が出てくるのを不思議に思っています。