参加リポート/現場から

いちばん大切なのは、自らの意識改革だと気づいた

投票する

「いいな」と思われたら押してください。

土井淳一  マツダ ドライブトレイン開発部 部長  〔第498回/2016年9月会期参加〕  NO.981


  自動車の駆動系開発の部署を任されています。 掲げている目標は非常に高く、しかも短い納期での対応が必要です。 過去にしがみついたままでは要求に応えることはできない。 今までの開発プロセスは当然見直さなければならず、その結果、中には否定されるものさえあると考えていました。
  一方で、職場には過去を是とする考えがあることも事実です。 現状に甘えず、一人ひとりが高い目標に向かっていく、それをこの部署の風土にするには自分はどうしたらよいかと悩んでいた頃、組革研に参加しました。
  そこでは段取りもわからず、先も読めません。 いつの間にか指示待ちになっている自分に気づきました。 さらに、 「対象」 を見ない、手抜きをしてしまう。 次つぎと自分の欠点が顕わになっていくのです。 衝撃でした。
  それでも両足に大きなマメを作りながら最後までやり切った達成感は素晴らしいものでした。 4日目にうかがった 「3逆リーダー」 のお話で、自分への猛省はさらに強まりましたが、ここから脱出し、自分が体験したような達成感を仕事の場でも部下たちと共有したいと強く思ったのです。
  職場に戻ってすぐ、職場を変えるために自分がどうすべきか考えました。 そして自らが 「3逆」 から脱出するため、 「部下とビジョンを共有する」 「部下に一段高い目標を挑戦させる」 「真正面から部下と向き合う」 ことに絞り、これを片時も忘れずに行動しようと取り組みはじめました。
  しばらくすると、部下の一人から提案がありました。 開発プロセスを抜本的に変える画期的な案です。 今では、高い目標に挑み、新たなテーマを話題にしているのは彼だけではありません。
  絶対に 「3逆」 から脱出し、部下にはもっと力があると信じ切る。 職場に拡がりつつある流れを風土にするため、自分の責任の重さを痛感しています。

只今、サイトの更新を一時停止しております。
改めて更新を再開する予定ですので、少々お待ち下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。

脱・「三逆リーダー」
新着 記事・お知らせ
  • 2022.11.15        

    日本人の「人間力」を薄っぺらにしてきた幾年
          ――...

  • 2022.06.28        

    「心の報酬」ぞ、如何に
     ――「新資本主義」に問う(2)...

  • 2022.06.02        

    「道具力」の再構築に終わってしまわないか
     ――「新資本主義」に問う(1)...

  • 2022.05.31        

    組織革新研究会の7月会期での感染症対策...

  • 2021.12.02        

    『あなたの会社はなぜ「メンタル不調」者を量産してるの』発刊記念講演会が開催されま...

  • 組革研アーカイブ
パンフレット・発行物のご案内
  • 対談 あなたの会社はなぜ『メンタル不調』者を量産してるの

    著者:藤田英夫・𠮷野 聡 発行:シンポジオン 発売:三省堂書店/創英社


  • 脱「三逆リーダー」

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 「個全システム」によるミーティング革新

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 不感症体質に挑む「人間力」全員経営

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 経営の創造

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 第3の組織論

    小林 茂 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力をフリーズさせているものの正体

    藤田 英夫 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力―そこにどう火を点けるか

    藤田 英夫 (著) NTT出版


  • 人を人として―指示待ち人間を目覚めさせるもの

    藤田 英夫 (著) PHP研究所


  • 「状況」が人を動かす―管理からリードへ

    藤田 英夫 (著) 毎日新聞社


ページの先頭へ

組織革新研究会について

組織革新研究会の5日間