数年まえから、人事制度の見直しの一つとして目標管理が取り上げられ、組織を横断するプロジェクトが組まれています。 その内容の性質から、構成メンバーはほとんど私よりも上位職です。
人事担当の私も参加メンバーの一人ですが、あくまでも自分は裏方であると位置づけ、効率よく会議がすすむようサポートすることを第一に考えていました。 具体的には、会議で話されたメンバーの意見をまとめ、決まった方針を明確な文章や書類にして経営層に上申することです。
会議の途中で意見が自分の考えと異なっていると思っても、敢えて反論を言わない、言うと会議の邪魔をしてしまうと考えていました。
しかし、 「事務局ではダメ。 あなたが主役ですすめなさい」 と、突然上司から言われたのです。 精一杯頑張っていたつもりの私には意外な言葉でした。 同時に 「会議がうまくいかないから、進行さえも自分に押し付けるのか」 と不満も感じました。 どうすればよいかわからなくなりました。
その後しばらく、毎朝のデイリーメールを読みながら悶々とする日が送りました。 そしてある朝、 「ロボット症」 の言葉と自分が重なったのです。 「そうか! 指示待ちになるなと言っていたのか!」。 やっとわかりました。
これまでの取組み姿勢を反省し、この制度は自分がつくっていくつもりになって考えるようにしました。 すると、今までは聞くいっぽうだった上位職からの発言にも、少しずつ自分の考えをはっきりと伝えられるようになってきました。 議論すれば、たとえ自分の考えた案が通らなくても納得できるのだと、今とても実感しています。
上司に求められたような主役にはまだ到達できていません。 しかし、このプロジェクトは自分がすすめるという思いはますます増えています。
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