先に検討することで、作業がストップしなくなった

「いいな」と思われたら押してください。

　 組革研初日、事前に送られていた 「『Ｓ－２０』 とは」 からわかったことを１００件出すと目標を決めました。 しかし、そんなには無理だろうと私は思い、真剣に取り組んでいませんでした。
　 するとリーダーから、 「自分で決めたことも守れないのか！」 と一喝されたのです。 この言葉で目が覚めました。
　 その後は、自分でも信じられないくらい 「Ｓ－２０」 の仕組みの解明に没頭しました。 ある仮説を検証するため現地に向かった２日目の夜、今までなら 「土砂降りだから外での作業は明日にしよう」 と避けていた私でしたが、迷うことなくカッパを着込んで外に飛び出したのです。 何度も水たまりに足がはまっても気になりませんでした。
　 そして仮説が検証された瞬間に感じた感激を後になってふり返り、職場でこれほど真剣に取り組んでいただろうかと疑問が湧いたのです。 それなりにやっているはずと自分では思っていましたが、時間がないからしかたないと少し考えただけですすめてしまっていた自分を思い出しました。
　 職場に戻った私は、妥協せずに取り組むと決心しました。
　 言葉にするのは簡単ですが、実際には今までより時間がかかって大変になるだろうなと内心では思っていました。 しかし先に詳しく調査し検討することで、却って現場で急な計画変更やトラブルが起こってもすぐに対応できるようになり、作業がストップすることが少なくなったのです。 予想していなかった状況に、自分でも驚いています。
　 また、後輩の考えを聞かないうちに指示していたことも、自分が妥協していたことの一つだと思うようになり、それも止めました。 今後もこれを続け、みんなが課題に真剣に立ち向かう職場にしていきたいと思っています。