7年まえに参加した組革研で、 「個」 で考えることがいかに大事であるかを痛感しました。 そして職場に戻ると、すぐに配属されたばかりの新入社員にも個で考えることを毎日のように求めるようになりました。
部下は何とか考えようとし、私は絶対に手出しはしまいと我慢の連続でした。 そして苦闘した結果、彼らだけで試験装置を設計、評価することができ、協力会社の人たちに利用してもらえるようになったのです。
それ以降、組革研への参加者を少しずつ増やしていきました。 「対象を明らかに」 「それって対応を先に考えてない?」 が口癖になり、部下の取り組みかたも少しずつ変わってきていると感じていました。
その後、人事異動と組織変更によって私の役割も変わり、かつてのメンバーとの関わりを新たにリーダーになった人に任せるようになりました。 すると次第に互いに必要な報告や連絡が滞るようになり、納期遅れが生じたのです。 調べさせると無駄な作業が増えていたこともわかりました。
最近、メンバーとの距離が遠くなっていると感じていたのは、リーダーを信頼して任せたつもりが、単なる放任になっていたためだと気づきました。 私自身がリーダーを通してメンバーの状態を意識しなくなっていたのです。 一度狂った歯車はなかなか元に戻らず、いけないとは思いつつ、対応優先の仕事がしばらく続きました。
これを機に、リーダーたちと何度も話し合いました。 そして、 「対象を明らかに」 「やり切る」 をメンバーに強く求めることをリーダーが自らの課題に設定しました。 歩みの速度は異なりますが、変えたい思いは同じです。 いま彼らが前進しているのを感じています。
私自身も、 「放任になっていないか」 と日々自分に問いかけています。
只今、サイトの更新を一時停止しております。
改めて更新を再開する予定ですので、少々お待ち下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。
対談 あなたの会社はなぜ『メンタル不調』者を量産してるの
著者:藤田英夫・𠮷野 聡 発行:シンポジオン 発売:三省堂書店/創英社
脱「三逆リーダー」
藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社
「個全システム」によるミーティング革新
藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社
不感症体質に挑む「人間力」全員経営
藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店
経営の創造
藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店
第3の組織論
小林 茂 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店
人間力をフリーズさせているものの正体
藤田 英夫 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店
人間力―そこにどう火を点けるか
藤田 英夫 (著) NTT出版
人を人として―指示待ち人間を目覚めさせるもの
藤田 英夫 (著) PHP研究所
「状況」が人を動かす―管理からリードへ
藤田 英夫 (著) 毎日新聞社
Copyright ©2018 MANAGEMENT CENTER Inc. All Right Reserved.