参加リポート/現場から

「このぐらいで」と妥協しかける自分を戒めている

投票する

「いいな」と思われたら押してください。

伊藤 力  新日鐵住金 八幡製鐵所 ステンレス部 主幹  〔第493回/2016年2月会期参加〕  NO.856

856itouHP
  多くのベテランの退職を間近に控え、次代のスキルアップが職場の重要課題になっています。 しかし部下を持つ班長クラスでさえ、壁にぶち当たるとすぐに答えを求める人も多く、思うようにすすんでいませんでした。
  この悩みを組革研で尋ねると、 「リーダーの妥協が部下の成長を阻む」 「困難に直面すれば人は動く」 とうかがい、私が全く逆に考えていたことに気づきました。 課題を達成すれば部下はもっと積極的になっていくと私は思い込み、いつしか達成可能な課題ばかり与えるようになっていたのです。
  まず自分の意識を変えなければと思い、職場に戻りました。 そして、部下自身に計画を立てさせ、たとえ彼らが困ってもとことん本人に悩ませ、答えを出させると決意しました。
  自ら考えなければ全てがすすみません。 すぐ動き出せる人がいる反面、今までより帰る時間が遅くなり、それでも期限遅れになる人もいました。 次第に新たな状況に不平を言う声が聞かれるようにもなりました。
  職場の様子をしばらく見ていた私でしたが、ある時、変えなければという自分の思いばかりを優先し、部下をみんな一括りにして対応してしまったことに気づきました。 「対象」 である部下の状況はそれぞれ異なるのに、それをきちんと捉えようとしなかったのです。
  その後は、状況を伝えることを最も大事にし、人によってはくり返し打合せすることもありました。 すると、取り組む視点が明確になったのか、なかなか動けなかった人が前向きに課題に向かうようになったのです。
  このように、部下たちの取り組む姿勢は変わってきましたが、まだ納期に間に合わないことがあります。 それがまだ本人の仕事になっていない実態だと受け止め、 「このぐらいで」 と妥協しかける自分を戒めています。

脱・「三逆リーダー」
新着 記事・お知らせ
  • 2020.09.25        

    やり切った体験が…

  • 2020.09.23        

    「あれどうなった?」

  • 2020.09.18        

    間違っていなかった

  • 2020.09.15        

    新人の頃のがむしゃらさを再び…...

  • 2020.09.11        

    どうにも手強い自分がいます
    ――部下を仕事の主人公に(後編)...

  • 研究会へのお申込み
  • デイリーメール 登録・変更
  • 組革研スケデュール
  • 組革研アーカイブ
パンフレット・発行物のご案内
  • 脱「三逆リーダー」

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 「個全システム」によるミーティング革新

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 不感症体質に挑む「人間力」全員経営

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 経営の創造

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 第3の組織論

    小林 茂 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力をフリーズさせているものの正体

    藤田 英夫 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力―そこにどう火を点けるか

    藤田 英夫 (著) NTT出版


  • 人を人として―指示待ち人間を目覚めさせるもの

    藤田 英夫 (著) PHP研究所


  • 「状況」が人を動かす―管理からリードへ

    藤田 英夫 (著) 毎日新聞社


ページの先頭へ

組織革新研究会について

組織革新研究会の5日間