参加リポート/現場から

少しずつ部下の姿勢が前のめりになってきた

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和田仁法  マツダ 操安性能開発部 主幹  〔第490回/2015年10月会期参加〕  NO.809

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  出向から戻り、間もなく教育担当となりました。 部門内の状況もよくわからず、とりあえず前任者の計画のまま運営しようと思っていました。
  それからしばらくして、組革研に参加しました。 いざ始まると、どうすすめればよいか全くわからず、それでも何も指示しないリーダーに苛立ちました。 しかしメンバーどうしで考えていくうちに、それまで感じていた不満が、いつの間にか真剣に取り組もうという気持ちに変わっていったのです。
  以前も、そして新しい担当に就いてからも、私は、部下から相談されると、過去の事例や自分の経験に当てはめて指示していました。 それが教育だとさえ信じていたのです。 まさかそれが、部下自身が悩みながら発見する機会を奪い、指示待ちにさせていたと気づかされた時は驚きました。 変わらなければいけないのは自分自身だと初めてわかりました。
  職場に帰り、定期昇級に向けて活動参加者が作成している提言レポートを読み返しました。 すると、その内容がほとんど似通っていると感じたのです。 工数が不足、手順が悪いなど、従来から言い古されたことばかり。 自分で問題を深く掘り下げようとせず、出てきた現象だけに手を打つ内容になっているのです。 しかしその状態は、これまで職場で指示や説明をし続けてきた結果だったのだとわかりました。
  組革研後、職場の部下に対しては、直接指示をせず、どうすればよいかを質問するように変えました。 大きな変化はまだ現われてはいませんが、少しずつ部下たちの姿勢が前のめりになってきたと感じています。
  また、職場の抱える問題を活動参加者自身のものとしてもっと向き合わさなければならないと、来期の活動をどうすすめていくか悩んでいます。 彼ら自身が深掘りし、実践に繋がるものにしていきたいと思っています。

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