一昨年に新しい部署に異動しました。 直後に問題として強く感じたのは、部下に仕事をやり切らせられず、彼らの世話ばかりやく係長たちでした。 部下のほうもそれに慣れ、係長からの手出しを期待しているようにも見受けられます。 かつて参加した組革研で、そのくり返しが 「ロボット症づくり」 に繋がってしまうことに気づかされました。 この状況から何とか脱け出さなければと思いながら、なかなか手が打てずに悩みました。
部下の世話をやき、口出しすることがどれほど部下の邪魔をしてしまうかをそのまま言葉で言っても伝わらないことも、組革研で教えられました。 いろいろ考えた末、「自分たちはどういう職場にしたいのか」、「それを実現するためにリーダーは何をやらねばならないか」 を係長たちと徹底的に議論することにしました。
それから2か月ほど経つと、少しずつ、係長の動きが変わってきたことを感じました。 これまでは会議で使用するデータは係長自らが用意し、会議後のまとめまで彼らが担当していたのですが、それらをメンバーの仕事とし、ほとんどの会議を任せるようになってきたのです。 そのことによって、係長はメンバーが気になり、今まで以上に彼らの動きを見るようになったのではと感じました。 今ではメンバーが率先して集まり、現場で起きたことの中からわからないことを出し合ってすすめています。
一方の自分自身はと言うと、部下たちの動きが変わったと思って油断すると、「放任になってしまっているのでは?」 と不安になり、それを防ごうと口を挟むと、いつの間にか手出しまでしてしまう。 その間を振り子のように行ったり来たりして、未だに自信が持てません。 結局、「対象」 である部下を見るしかないと、そのつど思い直してすすめています。
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