他の人の考えを今まで以上に聞くようになった

「いいな」と思われたら押してください。

　「こま図に書いてある記号が現場と違うものがある」。
　 これは組革研の４日目に、それまで取り組んできた 「Ｓ－２０」 について書いた私の質問です。 これをご覧になったキャンパスリーダーから 「現場で確かめるように」 と言われ、スタッフの方と現場に向かいました。
　 現場で確かめてみると、「こま図」 は正しく、私が勝手に、位置が違っていると判断していたことがわかりました。 自分が正しいと思い込み、「対象」 を疑ってしまった自分が露呈したのです。
　 職場では、１年かけて担当していたシステム開発が昨年４月に完了した後、そのシステムの保守・運用を担当する部署に異動しました。 しかし１０月にまた異動となり、全く別のシステムを担当することになったのです。
　 そのつど新たな業務になるため、「また一から覚えないといけない」 「ようやく仕事に慣れてきたのに」 と不満を募らせていました。
　 しかし組革研で、この痛烈な体験をした直後から、自分の考えが一変しました。 二度の異動で、一時はあらゆることをネガティブにしか考えられませんでしたが、新しい環境で勉強することに意欲を感じ、かつ知らない自分だからこそ気づくことがあるはずだ、と考えられるようになったのです。
　 また、思い込みに陥らないため、他の人の考えを今まで以上に聞こうと考えるようになりました。 先日も、顧客からの依頼内容に対応しようとした矢先、他のメンバーの受け止めが全く異なることがわかりました。「そういう見かたもあったのか」 と思い、先方に確かめてみると、顧客の意図は、そのどちらでもないことがわかったのです。
　 思い込みによる失敗を避けるためには、やはり 「対象」 を大事にして、少しでもわからなければ素直に確かめていくしかない、と改めて感じました。