自分に都合よく見ず、素直に「対象」を見ようとしている

「いいな」と思われたら押してください。

　昨年入社し、半年間の研修を経て、取手工場に配属になりました。
　参加した組革研では、よくわからないうちに上期「Ｓ－２０」が始まり、翌日も「『対象』が明らかになっていない」とリーダーに指摘され、悪天候の中、調査に出ることになりました。「こんな状況で、なぜ行かなければいけないのか」と、正直、不満に思いながら現場に向かいました。
　しかし、行ってみると新たな発見があり、一刻も早く仲間と共有したいという気持ちが生まれたのです。いつの間にか自ら現場に行く予定を決め、戻るとすぐに他のメンバーと議論するようになっていました。その結果、自分の仮説が正しいとわかったときは何とも言えない気持ちが込みあげ、すぐにでも下期に挑みたいと思うようになっていました。
　その過程で、自分の都合の良いように「対象」を見てしまっていたことに気づきました。現場で自分の仮説に合うデータばかり探してしまい、調査が無駄になってしまうことがあったのです。「自分ばなれ」とお聞きし、自分の欠点をずばりと指摘されているように感じました。
　職場に戻ってからは、自分に都合よく見ようとせずに、「対象」である現場を素直に見ることを心掛けています。すると、何度かそれをくり返すうち、オペレーターの方がたの動きから、不良品を検査中に画面に表示させる機能やインターロック機能が必要ではないかと思うようになり、今後の自分の課題として取り組もうと考えています。さらに皆さんの動線を見て、設備の配置を変えることも重要だと感じています。
　しかし、頭に浮かんだことを安易に質問するのではなく、現場や資料で調べ、まず自分で良く考えてからだと思い、勉強しているところです。今は、組革研体験を早く実際の業務で活かし、成果につなげたい気持ちで一杯です。