参加リポート/現場から

「知らないことはむしろチャンス」と思えるようになった

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山崎泰雄 ブリヂストン PS・MC製造技術開発ユニット 〔第491回/2015年11月会期参加〕  NO.786

yamazakiHP
 乗用車用タイヤの成型機開発を私は担当しています。工場で7年半勤務していたため、「現場や設備は知っているから、その経験を元に開発に取り組めば大丈夫だろう」と、不安を抱きつつも少し楽観的に考えていました。
 しかし組革研で「S-20」を調べていくうちに、自分が過去の経験や思い込みに強く支配されていることに気づきました。そして「経験だけではお客様に貢献できる仕事はできない」とわかったのです。
 今後は、成型機の技術動向を把握すること、また、自分が担当する技術開発だけでなく、製造や物流など他の分野への付加価値やコストも含めて考えながら開発をすすめ、お客様のご要望や後工程の期待に正面から向き合っていこうと決意しました。
 職場に戻り、さっそく技術動向について調べてみると、保全業務に人手をかけるのではなく遠隔作業ロボットで実施されている現状を知るなど、自分の思いもよらない技術があることがわかってきました。調べた結果はまだ目に見える成果にできていませんが、今までより視野が広がったように思え、新鮮な気持ちで日々取り組めています。
 デジタル化によって技術はどんどん進化しており、最新技術の情報を常に把握しておかないと、開発した成型機が時代遅れにもなりかねません。これまでは知らないと億劫になり、なかなか新たなことに踏み出せませんでしたが、組革研後は、「知らないことはむしろチャンス」と前向きに思えるようになりました。そして、物流や営業などの他部門から自分の工程に期待されることは何かを考え、自分から率先して調べるようになりました。
 今後も、組革研で身に染みた「自分はまだまだわかっていない」という気持ちを継続して、開発に挑んでいこうと思っています。

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改めて更新を再開する予定ですので、少々お待ち下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。

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