これはメンバーの仕事と素直に思えるようになった

「いいな」と思われたら押してください。

　昨年１０月の異動で、約８０名のメンバーを任されることになりました。しかし私が受け持つ部門は、工場全体の課題である「少人数オペレーション体制」への取組みが、他に比べて遅れていました。
　それを挽回するためには各メンバーの力を合わせ、職場全体が一丸とならなければと考えるものの、具体的にどうすればいいかわからず悩んでいる頃、組革研に参加することになったのです。
　組革研では、「リーダーはメンバーの人生の一部を握っており、本人のために仕事に挑戦させなければならない」という言葉が強く心に残り、これまでメンバーに仕事を任せきれていなかった自分に気づかされました。そしてリーダーとしての自分の課題は、彼ら自身に仕事と正面から向き合わせることだと、腹に落ちました。
　職場に戻り、部門のメンバー一人ひとりと面談を行い、各々の状況や考えを聞くことから始めました。そしてその面談で、彼らはもっとやれる、そして今はまだその力が発揮されていないと改めてわかったのです。
　以前の私は、この仕事をメンバーに任せて大丈夫だろうかと迷うこともたびたびありましたが、今では「大丈夫、できるから！」と声をかけ、これは彼らの仕事と素直に思え、任せることに悩まなくなってきました。
　現在、課長や係長と一緒に組織体制を決定し、今年度にこの部門が取り組む課題を検討しています。そしてメンバーにもさらに課題を「自分事」として捉えさせるため、メンバー自ら自身の目標を設定することにしています。
　着任後、小さな反発や問題に直面することもありましたが、「仕事は思いどおりにいかない」と組革研でうかがったおかげで、だいぶ肩の力が抜けました。今後もメンバーと真っ直ぐに向き合い、共に課題達成を目指します。