参加リポート/現場から

後工程を意識することの大事さを学んだ

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富永秀海 ハマゴムエイコム システム開発二部 〔第474回/2013年10月会期参加〕  NO.783

 主に工場の各種システムのプログラミングやシステムのテスト工程を担当しています。組革研には入社して間もない頃に参加しましたが、「仕事は自分事として捉えなければならない」とお聞きした言葉が最も強く心に残りました。それ以降は納期に間に合わせるよう必死で取り組むようになり、わからないことは自分で調べ、時には違う部署の方にまでアドバイスを求めて何とか期日に間に合わせるようになりました。
 あれから1年、現在の部署に配属された後、あるプログラムの機能追加を依頼されました。まだプログラミング言語にすら慣れていませんでしたが、途中まで開発作業は予定どおりすすんでいました。しかし機能を実装しようとした時、その先にすすむことが全くできなくなってしまったのです。
 まだ納期まで若干の余裕があったため、調べながら何とか自分の力でやり遂げようとしたのですが、思うようにできません。時ばかりが費やされていきます。納期に間に合わなくなり、後工程に迷惑をかけることのほうが問題だと判断した私は、その後上司に報告しました。そして、この部分の開発を分割して他の方が担当することになったのです。私は「何としてでも残りの半分を自力で終わらせる」という強い気持ちで以降は取り組みました。そしてどちらも納期内に終わらせることができました。
 納期に間に合った後で、今まで「自分事」という言葉を、全て自分で抱え、自力でやらねばならないと思い込んでいたことに気づきました。
 またプログラマーである私は、これまで顧客と直接やり取りすることがなく、「対象」を実感することがなかなか難しかったのですが、自分の仕事を待ってくれている後工程という「対象」がもっと身近に存在し、その方たちを意識して動くことの大事さを、今回の体験で教えていただきました。

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