参加リポート/現場から

メンバー全員の力で前年比10%以上の稼働率アップを達成

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小林慶太 キリンビール 取手工場 パッケージング課 係長 〔第488回/2015年7月会期参加〕  NO.782

kobayashiV2HP
 びん製品のパッケージング工程を管理する仕事をしています。
 毎日、何万本ものびんを製造する過程で、どうしてもラベルの位置がずれる、びんが割れるといったトラブルが発生します。トラブルが解決するまで機械を止めることになり、稼働率が落ちてしまいます。
 取手工場では、昨年から「稼働率アッププロジェクト」が課題とされ、この部門でも前年比5%アップという高い目標が設定されました。これを達成するにはどうすればよいかと悩んでいた頃、組革研に参加しました。
 工場長をはじめ、多くの組革研体験者がいるこの職場では、わからないことに対して仮説を立て、現場を調査していくという組革研で体験したプロセスは、日ごろ業務の中で行っているトラブル対応にちかいものがありました。そして私自身が何でも解決しようとしていたことが、メンバーが問題と向き合い、彼らから考える機会を奪っていたのだと改めてわかりました。
 組革研後、私はトラブルへの対応をメンバーたちに任せようと決意しました。以前からもそうしたほうがいいと思っていたことでしたが、いざ問題が起こると、ついあれこれ私が指示を出してしまっていたのです。
 そもそもラインについては、現場の人たちのほうが良く知っています。実際に彼らに任せてみると、以前よりも主体的に動くメンバーが増えてきたように思えました。そればかりか彼らは、自分の担当部分で起きたトラブルの事例をラインの全員で共有し、みんなで協力し合って解決策を探る機会を持つようになったのです。
 その後、稼働率は上がり、目標を達成することができました。今では前年を10%以上も上回る数字も見えてきました。今後も高い稼働率を維持し続けるという目標に、メンバーと一緒に向かっていきたいと思っています。

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