変わるために、徹底的に「対象」に向き合うと心に決めた

「いいな」と思われたら押してください。

　組革研では、「Ｓ－２０」で上期も下期もゴールできず、大変悔しい思いをしました。特に下期では、ゴールまであと少しという場所に事務局の方がいるのを見て、「この先に行っても何もない」と思い込んで先に進まず、迷ってしまったのです。口には出さなかったものの、「何であんなところに立っているの？　いなければちゃんと探せたのに！」と不満に感じました。
　しかしその後、「仕事は自分に都合よくはできていない」というお話をお聞きし、これまでの私は自分の尺度だけで物事を判断していたことに気づかされました。「Ｓ－２０」での体験も、自分勝手に決めつけた結果だったとわかりました。
　職場でも、お客様が求める結果を出せなかった時に、「もう少し時間があれば」と言いわけしていた場面を思い返しました。結果を出せなかったのは自分の責任だと受け止めていなかったのです。
　組革研でのあの悔しさは職場で絶対に味わいたくないと強く思い、そして自分の仕事へのかかわりかたを変えるためには、徹底的に「対象」に向き合うと心に決めました。
　職場に戻ってから任された「生産管理情報と現場帳票項目の紐づけ」業務で、さっそく実践しました。４００以上の帳票項目の意味、表記方法を一つずつ調べ直し、適切な項目が、適切な表記で紐づいているか確認しました。これまでの経験に頼らず確実に業務を完遂しようと、思いを新たにして納得するまで調べ直しました。
　その結果、今までわかったつもりだった項目の意味を正しく理解することができました。さらに、生産管理システムの改善点をいくつも発見することもできました。