自分の体質を部下から指摘してもらおうと決意した

「いいな」と思われたら押してください。

　組革研１０月会期に「リーダー参加」しました。「リーダーはメンバーのために存在する」、「メンバーが易きに流れることを許さない」という思いを貫こうと心に誓ってメンバーを迎えました。
　「Ｓ－２０」の上期終了後、下期に向けてメンバーの活動が始まりました。手出し、口出ししないと自分に言い聞かせますが、彼らが動きはじめるまえに、こうやってほしいと思わず言いそうになってしまいます。
　２日目、「対象（Ｓ－２０）」を明らかにしようと、メンバーが現場に向かいました。しかしその最中、現場でメンバーどうしが、必ず一人で調査するという決まりを守らずに相談していたと指摘されたのです。
　戻ってきたメンバーを呼び、何をしていたのかと尋ねました。帰着予定時間に遅れそうだからどうしようか相談していた、ということでした。調査のしかたや内容について話していたのではないとわかり、安心しました。彼らに誤解を招く行動を今後はしないようにと注意して、すぐにその場を収めました。しかしブロックリーダーに報告すると、「安易に話してしまうことこそ全力で取り組んでいないことの顕れだ。彼らの問題になっていない」と指摘されたのです。頭をガツンと叩かれた思いでした。問題を大きくしないようにしようという私の体質が無意識に、しかしはっきりと出てしまったのです。彼らへの注意も単なる説教だったことにも気づかされました。
　職場で年々の生産必要量が減ってきている状況の中、少しでも無駄を削ることが重要課題ですが、期待できる提案が部下から出ないことに悩んでいました。今回の体験で、私自身が彼らの力を引き出していなかったのだと思い至りました。まず、私の管理体質を部下から指摘してもらう環境を作り、自分がそれに立ち向かっていこうと決意しました。