自分が「ロボット症」だったと気づいた

「いいな」と思われたら押してください。

　同じ会社の人たちで構成される「チーム参加」の一人として組革研に参加しました。リーダーも私と同じ工場の方です。
　組革研では自分なりに一生懸命やっているつもりでしたが、初日の作業が深夜まで及んだこともあり、疲れた、早く眠りたいという思いが抜けないまま現場調査にでかけました。しかしそこで、道に這いつくばりながら必死な形相で測っている人を見て、自分はキャンパスリーダーからうかがった「気抜け」そのものだったと思い、恥ずかしくなりました。
　現場から戻ると、他のメンバーの１人が、必ず携帯しなければならない装備品を持たないまま外出してしまったことが問題となっていました。さらにそれがきっかけとなり、リーダーが解任されてしまったのです。自分たちがいかに主体的に取り組んでいなかったか初めてわかりました。なかなか動こうとしない私たちに、リーダーがあれこれ世話をやいていた場面が思い出されました。用意されなければ動けなかった自分が「ロボット症」だったと気づいた瞬間でした。
　入社２年目の私は、現在、実習生として工場で勤務しています。組革研から戻ると、あるサークルに参加することにしました。それは業務の合間に集まり、現場で起こるトラブルを自分たちで解決しようというものです。やる気満々で取り組み、機械の仕組みがわかってくるにつれて先輩がたからも信頼されるようになりました。しかしやればやるほど疑問もどんどん増え、手抜きしないで調べようと思うと時間が足りません。実習予定が詰まってきたこともあり、一杯いっぱいの毎日を過ごしています。
　両立させることはとても大変で、めげそうになる日もありますが、不思議と楽しいのです。何とか頑張って続けていきたいと思っています。