参加リポート/現場から

捉えかたが甘いまま原因解明に走ってしまっていた

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横関広樹 キリンビール 取手工場 パッケージング課 係長 〔第487回/2015年6月会期参加〕  NO.722

 私は樽列の製造ラインを担当しています。ある機械のトラブルが6月に多発し稼働率が低迷していました。これを解消しようと、これが原因じゃないか、ああではないかとメンバー全員が推し量りながら対応していましたが、問題解決までには至っていませんでした。私自身も彼らと同じように原因の目星をつけることに躍起になっていました。
 その頃、参加した組革研では、わからないことを書き出し、その中から出てきた調査項目に仮説を立てた上で、現場を調査して「対象」に迫っていきました。自分自身、わからないことを300件以上書き出したのも初めてですし、かなり大変な作業でしたが、次第に仮説が検証されてくることを体験し、「これだ」と思いました。
 これまで職場で起こったトラブルは、現象や状況の捉えかたが甘いまま、原因解明に走ってしまっていたことがわかりました。すぐに対応を考えてはいけないと頭ではわかっていても、いざトラブルが起こると、時間を急ぐあまりに経験則から対応することをくり返していたのです。
 職場に戻り、さっそくミーティングを開きました。メンバーを集め、これまでに起こったトラブルについて、その時に機械に起こった現象、原因と思われたこと、実施した対応を個々で書き出させました。その後はメンバーを中心として会議を続けました。すると個人ごとに内容の差はあったものの、書き出したことで起こったでき事や当時の状況が共有でき、それらを詳しく追求していくことで、次第に原因が明らかになっていったのです。
 トラブル対応は時間勝負のため、すぐ動かなければならないことも多いのですが、今回、起きた現象を明らかにし、状況を共有することで、いかに問題に迫っていけるかを実感し、その大切さが身に沁みてわかりました。

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