参加リポート/現場から

凝り固まったスタイルを変える難しさを実感している

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加藤勝彦 新日鐵住金・八幡製鐵所・ステンレス企画室・室長 〔第488回/2015年7月会期参加〕  NO.701

 溶かした鉄を再び固めて製品化するまでにはさまざまな要素が複雑に絡み合い、起きる現象は千差万別です。その中で生じる不具合の原因はなかなか特定できず、似たような過去の事例に答えを求めてしまうこともあります。しかも一つの課題に立ち止まっている余裕はなく、原因究明はそこまで、すぐに対応に移ることをくり返していました。このままで本当によいのだろうか、と疑問を抱いている中、組革研に参加しました。
 組革研では「対象はどうできているか」を明らかにすべく、現地調査がくり返されました。「発見できる数なんて高が知れているだろう」と現場へ行くまえに思っていましたが、調査を重ねるたびに発見が増えていくではありませんか。自分が今までいかに表面だけで「対象」を見ていたか、衝撃を受けた瞬間でした。いつの間にか自分や周りのメンバーが前のめりになっていきました。この時ようやく自分自身も、自分の問題として「対象」に向き合えたのだと思います。
 職場に戻り、さっそくパソコン画面に「自分ばなれ」「対象のためか?」を登録しました。毎日それを見ながら自分をふり返っています。
 さらに同じ課題に取り組んでいる同僚とともに、わからないことを徹底的に書き出しました。過去の類似している事例で起きた現象と比較し、些細な差をも見落とすまいと「対象」に迫ることを心がけています。しかし、いつの間にか対症療法的に対策を考えてしまうこともあり、それに気づくたび、凝り固まったスタイルを変えることの難しさを実感しています。それでも組革研を思い返し、まずは「対象」を捉えることが先、と自分に言い聞かせています。明確な成果はまだ出ていませんが、自分の取り組む姿勢が変わってきていることは、はっきりと実感できています。

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