参加リポート/現場から

あの衝撃を忘れずに立ち向かい続けたい

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野中優美 マツダ・車両実研部・開発グループ 〔第485回/2015年2月会期参加〕  NO.629

 私は実験・研究部門の中で、車の内装の質感向上とグループメンバーの工数管理を担当しています。現在、入社3年目です。
 新入社員の頃はなかなか意見が通らないため、いつの間にか上司から言われる仕事だけをこなすようになり、その反面、急に生じる仕事やそれを振ってくる上司に不満を感じながら取り組んでいました。組革研に参加が決まった折も、忙しいのになぜ私なのかと愚痴さえこぼしていたのです。
 しかしその体験で、自分がいかに「ロボット症」になっていたかをはっきりと気づかされました。それでも研究会中は、迫ってくる状況から”逃げようとする自分”と自ら動かねばと感じて”立ち向かおうとする自分”が葛藤し続けましたが、ついに今の自分を変えたいという思いが勝ち、これからは真剣に仕事と向き合おうと心に決め、帰途に着いたのです。
 職場に戻り、まず”グループメンバーの工数管理を徹底する”ことに取り組みはじめました。今まで甘いと感じていた納期を一人ひとりに守ってもらうため、予定されるその日の工数を毎日入力してもらうことをルール化し、その入力率や入力していない人を毎週公開するように変えたのです。するとこれまでは50%ほどしかなかった入力率が90%後半まで上がりました。それだけではなく、「こまめに工数を入力する理由がわかった」と言ってくださる方も現れ、次第にその大切さを理解していただけてきたように感じています。しかし、まだ一週間分の工数をまとめて入れてしまう人がいるのも現状です。毎日入力することの大切さを意識してもらえるよう、さらに働きかけていかなければと感じています。
 組革研から3か月、あの時に感じた衝撃を忘れず、時に逃げたくなってしまう自分と闘い続けたいと思っています。

只今、サイトの更新を一時停止しております。
改めて更新を再開する予定ですので、少々お待ち下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。

脱・「三逆リーダー」
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