組革研初日、「『S-20』についてわからないことを出す」課題が出され、私は「400件」を目標にしましたが、結果は80件。400という数字はとてもハードルが高く、納期を何度か延長したものの、「達成できるわけがない」となかば諦めながら書き続け、とうとう達成できずに終わりました。
職場ぐるみで「チーム参加」をした私たちの最終日の課題は「『私たちの職場の体質はこれだ』をつかむ」でした。その中で「納期が遅れても、”忙しいからしかたない”で許されている」という言葉を見た瞬間、まさに初日の私の状態を思い出し、この体質が如実に顕れたものだったと思い知らされました。私は開発部門に所属していますが、計画どおりにいかないのは新たな課題が次つぎと発生するからと言いわけをし、納期遅れや目標未達が続く状態が日常になっていたのです。
職場に戻り、さっそくチームミーティングのすすめかたを変えました。メンバーに1か月の計画を立てさせ、目標と納期を皆の前で宣言させると同時に、私も週間目標と月間目標を立て、自ら宣言しました。リーダーである私自身が率先して変わらなければと強く思ったからです。
それでも、やってみると楽なほうに流れてしまい、宣言しても達成できないこともまだまだあります。しかし以前と異なるのは、できない自分に腹立たしさを感じ、恥ずかしさを覚えるようになったことです。また、何とか遅れを取り戻そう、どうしたらやりきれるだろうかと皆が考えるようになり、その結果、チーム内の納期遅れが次第に減り、これまで後回しにしていた報告書の作成や長期的な業務も計画的にすすむようになっています。
まだ、あたり前のことをしはじめたばかりですが、これを積み重ねることが職場の体質変革に繋がると信じています。
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