本当にいいものを作る　

「いいな」と思われたら押してください。

　「対象」は何を欲しているのか。本当に必要とされる研修を作りたい！
　組革研で掴んだ気持ちの大きな変化です。
　２年ほど前から研修センターで技術講師をしていますが、ずっとモヤモヤしていました。研修生にはここで何かを身に付けたいといった積極的な姿勢がなく、私たち講師陣も手応えを感じることができませんでした。
　職場に戻ると、迷いなく最初の一歩を踏み出すことができました。
　今、どのような教育的ニーズがあるのか。研修生は何を欲しているのか。最初こそ戸惑う人もいましたが、保線、土木、建築、機械といった各分野からなる１５人の講師と動き出したのです。
　こんな内容を考えていますがどう思われますか？ 参加していかがでしたか？ メールや電話はもちろんのこと、時には職場を訪ねて研修生やその上司から意見を聞きました。研修後のフォローも始めました。
　すると「職場では習得のための機会が少ないので、研修センターでぜひ実施してほしい」といった声が寄せられるようになり、ニーズと現状のカリキュラムとのギャップを強く感じました。
　一つまた一つと新しく作り直していきました。受講する研修生やその職場にとって本当に有益なものとなるよう、すべてのカリキュラムを変えていく覚悟です。
　研修生の反応が変わってきました。前のめりになって、食い入るように講義に耳を傾ける姿が増えてきています。テーマを一新したグループディスカッションでは、自ら話す人が多くなってきました。互いの実例を挙げて、活発な議論が繰り広げられるようになりました。
　まだ動き出したばかりですが、着実に前進しています。