今年2月、「組革研」に参加させていただきました。さまざまな出来事があり、自分の甘さ、弱さを痛感した5日間でした。
そんな中でも一番印象に残っているのが、キャンパスリーダーがおっしゃっていた「自分離れ」という言葉です。この不思議な言葉が、なぜか耳にこびりついています。
私は技術系の大学を出ましたので、たとえば実験対象を客観的に見る大切さはわりとわかっているつもりでしたが、「S―20」の過程で自分がいかに「対象」というものを、自分勝手に、自分の都合のいいように見がちであるかということに気づきました。
仕事というものは「対象」に貢献するためにあるのだということを、よくよく意識していないと、ついつい自分都合でものを見てしまう、ということは大きな気づきでした。だからこそ「自分離れ」が重要であるということが、何となく腹に落ちたように感じています。
自分のフィルターを通してではなく、「対象」を「対象」としてしっかりと見つめる。これはとても難しいことですが、仕事において忘れてはならないということだけは理解できたと思っています。
ただ、日々の仕事の中でこれを常に実践できているかといえば、まったくできていない。押し寄せてくる仕事、ルーティンワークの中ではつい易きに流され、「自分離れ」どころか「自分都合」に引き戻されてしまう。その繰り返しです。
でもいつか「自分離れ」ができることを目指して、常に前を向いて頑張っていきたいと思っています。
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