組革研体験した横浜ゴム株式会社新入社員の取り組み

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伊津野 翔 26歳 タイヤ第一材料部 2018年入社

 「S―20」という、自分にとってあまりにも鮮烈な場を経験したうえで、キャンパスリーダーから説かれた「対象」という概念。これが今の僕の原点になっているのは間違いありません。
 タイヤという製品をつくるための原料(ポリマー)をどうするか。それが僕の部署の主たるテーマであり、いま現在の自分が向き合い、学び、究めなければならない、まさに「対象」だと思っています。「組革研」に参加していなかったらそれを痛烈に意識できていたかどうか。もちろん日々の仕事の積み重ねの中で、いつか自然とできていくことなのかもしれませんが、そこに至るには相当な時間を要したのではないか。そんなふうに感じています。
 あの原体験で感じたことを「本音で語って欲しい」と言われました。では言います。未だにわからないことのほうが多い。腹に落ちていない、納得できていないこともたくさんあります。でも一つだけ言えるのは、仕事とは「対象」と本気で向き合うことなんだということ。これだけは間違いなく僕の中で強烈に意識化されたと思います。
 この意識を継続させるために自分なりに実践しているのが「見たこと、気づいたことはひたすらメモする」ということです。参考になったのは、「組革研」でのわかっていること、わかっていないことをとにかく紙に書き出した体験。正直そのときは「こんなの無駄じゃないか」と思ったりもしました。「組革研」ではとにかく書き出す数を求められます。それに対して僕は、「一個一個書き出すなんて非効率的だ。自分の気づいた点をもっと整理して、まとめて書き出すべきじゃないか」と思ったものです。しかし、そこに大きな盲点があったように思います。人はこうありたい、こうあるべきだと、ついつい自分が見たいようにものごとを見てしまうものです。ものごとをありのままに見ることの難しさを痛感させられ、数を出すことの意味を理解しました。
 また、現地へ赴き現物に対峙し、事実を偏見なく見つめる。「S―20」という仕事モデル体験はまさに「対象」を見つめる作業だったと感じています。そこでわかったのは、「対象」というものは自分の都合に合わせてはくれないということ。この厳しさ、冷徹さこそが現実なんだと。ではこれとどう向き合えばいいのか。そんなことを深く考えさせられた体験でした。 
 今の部署に配属されて数か月、まだまだ見習いのようなものですから、仕事の全体像を掴むことはできていません。しかし、日々「対象」という概念を意識することにより、少しずつですが自分の部署と他部署との連関、全体の中での自分の仕事の意味といったものが見えてきたような気がします。ようやく仕事がおもしろくなってきました。

脱・「三逆リーダー」
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