このところ、公務を担う人の粗暴な言葉が目立つ。(1)原発事故子ども・被災者支援法を担当する復興庁の参事官・水野靖久氏によるもの。市民団体に対する「左翼のクソども」発言。(2)日本政府を代表する外務省の人権人道担当大使・上田秀明氏によるもの。国連の拷問禁止委員会における日本審査での「シャラップ(うるせえ黙れ)」発言。(3)岩手県議会議員・小泉光男氏によるもの。県立病院に検査入院した際、名前ではなく番号で呼び出されたことに腹を立て、「ここは刑務所か!」と言って支払いをすっぽかして帰ってしまったという。
マスコミは、いずれも現象、つまり発言の言葉のみを同種のものとして非難囂々。
これまた味噌、糞 一緒だ。(1)(2)は似たものどうしだが、それと(3)とでは、二つの重要な点において異なる。
その第一は、(1)(2)と(3)では主客が逆だということ、対応する側とされる側だ。第二はこうだ。(1)(2)は申し開きの余地なき暴言。それこそクソ野郎シャラップ!だ。それに対して(3)には、病院というある種の思い上がり組織、上から目線組織への反感、反逆感が潜んでいる、と私は察する。
病院にとって患者は客だ。客あっての病院であろう。医療従事者の精神にそれはあるか。その片鱗さえないらしき病院も未だに目につく。たとえば、代金支払いにあれほど待たせて平然としている組織がどこにあるというのか。その気さえあれば何とでもなるのに。
と言って、暴言や支払いのすっぽかしが消えるわけではないが。
因みにその後どうなったか。(1)(2)については知らない。(3)は代金支払後に死亡した。自殺らしい。
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