東京都議会での塩村議員に対する野次問題について、二言ほど申したい。
まずはこの野次の心無さについて。/マスコミは女性議員に対する「セクハラ野次」だと、相変わらずありきたりの既成概念然で口をそろえているが、そんなレベルのことではなかろう。「早く結婚したほうがいいんじゃないか」とか「子どもを産めないのか」とか、なるほど女性を嘲笑うものではあるのだが、ことの本質は、この議員を選んだ何万人もの都民への侮辱である。
こんな野次を飛ばす議員などは即、首にしたいものだ。
つぎは議員という連中の人格に関して。/人格といってもとくに高潔なものを求めているわけではない。人並みのほんのちょっと上でよい。
専門家の音声分析①によると、あのときの野次には少なくとも3人がいるという。そのうち名乗り出たのは2人だけだ。それも、大騒ぎになって数日も経ってからのことであった。鈴木都議の場合で言えば、マスコミ記者からの「あなたではないのか」との問いに、「私ではない。(そんな話は)寝耳に水だ。びっくりだ。」と白を切っていた。「盗人猛々しい」とはこんなことを言うのであろう。こんな奴らが政治家とは、いやはや。
この問題に関して共産党から3つの決議案が提出された。(1)鈴木議員に辞職を求める、(2)別の野次を飛ばした都議に名乗り出ることを求める、(3)再発防止を求める、である。この議案に対する都議会の回答は、(1)(2)は否決で(3)のみが可決。「開いた口が塞がらない」とはこのことだ。ほとんどの議員連中、互いにとぼけ合い、傷を舐め合って事を済ませていくつもりか。
こんなことは都議会に限らないという。元・衆議院議員の井戸まさえさんによる②と、彼女には5人の子どもさんがいるそうだが、国会内で「全員別の父親だろう」と野次られたそうだ。
こんな奴らに政治を託さざるをえない現状、何としたものか。
(①②は6月28日、051CH「みんなの疑問」より)
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