「私は、少しの努力で達成できる易き目標設定をする手抜き人間でした。成果はと言われるのが怖いからです。組革研キャンパス到着後も、ゴールできればそれで充分という気持ちでした。S-20上期までは。
S-20上期で、思い込みによるミスでゴールできず、ペアとチームに迷惑をかけてしまいました。自分の甘さを痛感し、何とかしなければと、2日目からはもがき苦しみました。自分の力を出し切り、やり切らないといけない状況に追い込まれたのです。キャンパスの“空気“の中で、困難に直面し、手抜きが許されなくなり、必死になっている自分に気づきました。
S-20下期スタート前、トップを取ってやろうと決意し、心臓がバクバクしていました。でも宣言して、道に迷ったり、走って転んだりしたら恥ずかしいという従来からの自分もいました。
トップでゴールできちゃったのです。
ゴール後、足がもつれて倒れかかりましたが、チームリーダーに支えられました。あの怖いブロックリーダーが、足がもつれた私を笑って『ありがとう』と言ってくれました。
もう、どう見られようと構わない。自分は変わった。確信しました。追い込まれて困難を乗り切ると、嬉しい、充実感・達成感。『自分にはこんな力があるんだ!』と、ありありと実感できたのです。」
以上は、先週の組革研に参加された平澤光彦さん(JR東日本横浜支社企画教育グループ副課長)が書き残したものです。他の参加者の方がたも大同小異なのは毎会期のことです。
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かつて第1位であった日本経済の国際競争力は今、21位(スイス国際経営開発研究所による)。その根底には、人びとの“ほどほど頑張り“が潜んでいるように思えてならない。まずは本人がそれだ。そしてマネジメントが、けっして全力投球をさせえてはいない。掛け声に終っている。
自分に潜在する力を知らぬままの毎日を過しているという、こんな悲しい、哀れな人生があってよいのであろうか。
「自分にはこんな力があるんだ」―これこそが、私が組革研に集う人びとにもたらしたい至高のものだ。
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