キャンパスリーダーの独り事

知識のニーズ作りを  No.58

no58CL320.png 人に対して金を、①与える、②生み出す力を育てる、のいずれが大事かと問うたら、誰もが②だと応えるであろう。では知識を、①与える、②生み出す力を育てる、のどちらが大事かと問うたらいかがであろうか。金も知識も、人間社会の二大不可欠の”道具”であり”材料”である。
 6・3・3・4の学校教育は完全なる①のシステムだ。しかもその①を、相手かまわず呆れるほど無理やり与え込もうとする。与えられ側にそのニーズはないのに。この点では金と知識では異なるが。
 与え側のニーズで与えられたものは、やがて雲散霧消していく。金も知識もだ。10人の40歳台の大卒者に、新聞に載った大学入試の共通一次試験を解いてみないかと求めたことがあったが、問題を見るなり全員が、数分のうちにギブアップしてしまった。
 ①は不要だと言っているのではない。②のためにも①は大事だ。だが、ある程度の①に留めて、与えられ側の知識ニーズ作りに取り組んではいかがであろうか、と言いたいのである。
 それこそが私の教育改革論の核心だ。その方法論については別稿にゆずる。組革研とチームワーク学校(子どもたちの組革研)での教育的側面はまさにこれだ。信州大学長野小学校のかつてにもその例※が光っている。
 以上のこと、学校教育に限らない。企業内においても同様だ。マネジメントにおいてもなおまた然り。
 (※『教科書を子どもが創る小学校』(小松恒夫著、新潮社刊))

14.7.7.

脱・「三逆リーダー」
新着 記事・お知らせ
  • 2020.05.22        

    見て見ぬふりをする自分に気づく...

  • 2020.05.19        

    同じにやっても結果は真逆

  • 2020.05.15        

    「個全システム」に初めての部下たちの姿を見る
    ――自分事として向き合う職...

  • 2020.05.12        

    そうしなければ大変なことになる!
    ――自分事として向き合う職場に突き進む...

  • 2020.04.28        

    「うつ」と「ロボット症」の蔓延は同根だ...

  • 研究会へのお申込み
  • デイリーメール 登録・変更
  • 組革研スケデュール
  • 組革研アーカイブ
パンフレット・発行物のご案内
  • 脱「三逆リーダー」

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 「個全システム」によるミーティング革新

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 不感症体質に挑む「人間力」全員経営

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 経営の創造

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 第3の組織論

    小林 茂 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力をフリーズさせているものの正体

    藤田 英夫 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力―そこにどう火を点けるか

    藤田 英夫 (著) NTT出版


  • 人を人として―指示待ち人間を目覚めさせるもの

    藤田 英夫 (著) PHP研究所


  • 「状況」が人を動かす―管理からリードへ

    藤田 英夫 (著) 毎日新聞社


ページの先頭へ

組織革新研究会について

組織革新研究会の5日間