キャンパスリーダーの独り事

「ロボット症」 の恐ろしさ  No.147

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  「ロボット症」 は恐ろしい。 なにしろ、人間が人間らしさを失って 「ロボットらしく」 なってしまうのだから。 その恐ろしさの核心は二つだ。
  一つは、自分ではそうとは自覚できないところにある。
  身体の病気の場合には、自覚症状が現れる場合がほとんどだ。 しかもそれらは、痛いとか苦しいとか、自分にとって不都合なことばかりだ。 そこで医者に診てもらうことになる。 それによって病気の実体がわかりうるわけだ。
  「ロボット症」の場合には、自覚症状は出てこない。 痛くも痒くもない。 それどころかまことに心地好く、楽状態である。 なにしろ総ては、教えられ、説明され、指示され、世話をやいてもらって動けばよいのだから。 それでいて、本人はちゃんとやっているつもりなのだ。 もし結果が悪ければ、自分は言われたとおりやったじゃないですかと、平然としていられる。
  もう一つは、きわめて人間的な他力、例えば愛とか思いに感応できにくくなっていることである。
  したがって、ひと度これを病んでしまうと、脱出口は遠のくばかりとなってしまう。 他者によるその指摘に耳を貸すなどはありえない。
  よく聞かれることだ。 「ロボット症」 をどうやってわからせればよいかと。 そのつど私はこう応えている。 「それは無理です。 そんなことは止めたほうがよい、あなたのほうがおかしいと思われますよ」 と。
  ここからの脱出への途は、私の知るかぎり二つしかない。 一つは、当人が自分に直結した問題にぶつかって悩み、困り続けること。 もう一つは、組革研に参加すること。
  自覚できないことが事の核心ならば、逆から見れば、その自覚さえできれば脱出は可能だということになる。 そのとおりだ。 脱出の方法はいくらでもあるし、それは誰にでもできることだ。
  ( 『人間力』 第三章三より抜粋に加筆)

16.6.21.

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