キャンパスリーダーの独り事

「変える」イコール「改善」  No.104

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 「改善」という超普及語を企業人はよく口にする。私はあまりこの言葉を使わない。あまりにも当りまえのことだからである。人間が仕事をしていくということは改善し続けていくということであって、それを改めて口にするのはおかしな感じがするからだ。
 とはいえ、他から求められないと、いやそれどころか仕組まれないと、今日の人びとはそれができないらしいという現実は存在する。どうするか。
 私が勧めたいことの一つが、「変えてみる」である。
 何でもよい。やることでもよいし、やりかたでもよい。とにかく今までを変えてみることである。ただ変えるだけだ。小さなことから始めるとよい。その結果は「改善」と同じ結果になるはずだ。
 我われ人間は、何かを変えるとき、改悪意識が働くことはない。絶対にだ。意識してか無意識のうちにかを問わず、改善しようとなっている。したがって、「変えるイコール改善」になるわけだ。
 善くしなければと思うと、それだけでやや重苦しさを感じてしまう。ただ変えればよいとなれば、ぐっと気楽になる。その結果として生じるものは同じなのだ。
 組革研の主催兼事務局であるマネジメントセンターは10人から20人の小組織だが、ここでは一人ひとり、仕事が自分のものになっている。三十数年ほどまえまでは私もそこに属していたのだが、私が音頭をとってやっていたことの一つに、「変えた賞」というのがあった。週末の仕事の終わりの1時間を費やして、それぞれがその一週間に変えたことを紹介し合い、みんなでそれを味わいつつ、評価するのである。改悪らしきになったものもゼロではなかったが、改善の続出であった。やがてそれは「変えたSHOW」へと移っていった。
 やりかたや手法は、固定化するとその力を失っていく。人間がそれに寄り掛り始めるからである。したがってそれらは、効用のあるうちに変えることだ。
 (『人間力』第10章3より)

15.7.21.

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