何度かトライして自ら問題解決できている

「いいな」と思われたら押してください。

　 部下に任せっきりにしていたと組革研まえに思っていた私の悩みは、 「三逆リーダー」の話しを聞いて、まったく逆だったとわかりました。
　 少量多品種の生産を求められる職場の中で、私は多くのラインを受け持っています。 同じ製品の生産が続くことはほとんど無く、当然、それぞれの納期は異なります。
　 どの生産工程をとっても習得までには大変な時間がかかるのに、納期は待ってくれない。スケジュール管理に苦労しながら、きちんと対応できていなかったと毎回のように感じてきた思いが、いつの間にか部下への細かい口出しから始めていたことに気づきました。
　 組革研後、いつものようにやりかたを聞いてきた部下に、初めて 「聞くまえに、まず自分で考えてから」と言いました。
　 そう言われても、何でも聞きながらすすめてきた彼らは、その後もしばらくの間、自分がやろうとしている組立方法や検査方法が正しいかどうかを私に尋ねてきました。 おそらく私が出すＯＫというひと言で安心したいためだけだと思われます。
　 自信の無さそうな姿を見て、彼らの邪魔をしてきたことを痛感しました。 しかし彼らから説明を聞く限り、とくに問題を感じません。 できるという思いも強くなりました。 「自分でやってみろ」が次の私の言葉でした。
　 実際に彼ら自身でやってみると、組立や検査の途上でつまづき、やり直しする部下もいました。 でも私に頼ることなく、その後何度かトライして自ら問題解決できています。
　 いま考えているのは、次にどうステップアップしていくかです。 彼らの様子をよく見て、自分もトライしていきたいと思っています。