参加リポート/現場から

部下たちを過小評価していたと痛感させられた

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小泉敬嗣  マツダE&T 総務・人事部長  〔第515回/2018年10月会期「リーダー参加」〕  NO.1481

1481koizumiHP-e1546992509518.jpg  メンバーの主体性を引き出すために、自分のマネジメントを変えなければいけないと強く感じていた中での 「リーダー参加」でした。
  期間中は 「三逆リーダーからの脱却」を求められ続けたので、職場に戻り、即月曜から、さっそくメンバーに 「手取り足取り教えない」と決めました。 不安はありましたが、今回の体験が私を後押ししてくれました。
  メンバーにある業務を依頼するシーン。 その納期を私が決めるのではなく、 「いつまで?」とメンバーに聞き、メンバーから答えさせる。 そしてそれを死守させる。 私が始めたのは、ここからでした。
  しかしすんなりと変わるはずもなく、私一人ではできないこともわかりました。 そこで部内の幹部社員に対し、私の 「変えたい思い」を伝えました。 しかし、聞いただけでは肚落ちできないことは自らの体験でわかっているので、いろいろな場面を捉えては、それが不必要な手出しだ! と幹部社員に実感させることを強く意識しています。
  そんなある日、緊急タスクへの対応が発生しました。 私たちの本部では、幹部社員一人ひとりが対応案を30件以上持ってくることを宿題にし、討議を始めることにしました。 課題を求めた際、 「30件も出せん」 「自分が書かなくても誰かがやるじゃろ」という声を耳にしたので、正直、大半が求める数まで書いてこないだろうと思っていました。
  しかし蓋を開けてみると、ほとんどの幹部社員が30件を超える件数を書いてきたことに驚かされました。 その後全員が発言する会議となり、予想以上に盛り上がりました。 「状況が人を変える」ことを実感した瞬間でした。
  部員一人ひとりの力を過小評価していたことを痛感しました。 この意識を壊すこと、それが自らの 「三逆」からの脱却と信じ、 「人間力」を発揮できる組織を作り上げていくことに邁進します。

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脱・「三逆リーダー」
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