自分自身を変えていく

「いいな」と思われたら押してください。

　 「自分ばなれができていない。 自分が見たいように『対象』を見ている」。 Ｓ－２０の仕組みを明らかにするため現場で調べ、「これだ！」と確信を得て意気揚々と戻ってきた時に、私がブロックリーダーから言われた言葉です。
　 入社してからの多くを技術系の業務として携わり、「対象」を客観的に捉えることについては得意だと思っていましたが、それを否定されたのです。 衝撃を受けました。
　 その言葉を聞いたのは、なかなか発見できずに苦しみ、身体もしんどい中。 目の前に見えた自分に都合よい答えに飛びつき、検証を疎かにしてしまうという私の本性が現われてしまったのだと思っています。
　 改めて自分を見つめ直してみると、物事の本質を解き明かしたいという想いが、いつの間にか何か結果を出さなければと、確信のないまま１つの選択肢にすがり、対策に走る思考に無意識のうちにすり替わっていたのです。
　 自分の根っこにそのような体質があることを知り、恐ろしく感じました。 まず自分自身としっかり向き合わなければいけないと思い、組革研後は日々反省と自分への問いかけをくり返しています。
　 今の職場に異動して２年弱、専門知識の無さを痛感し、どう頑張っていけば良いかすら見えていませんでした。 「部下は自分の鏡」と聞いた言葉は、そんな状況を切り開くきっかけになりました。 部下に対してもっと踏み込んで動いてほしい、充分にトラブルについて調べてほしいと思っていた私の思いは、上司から私自身が求められるものと全く同じだと気づいたのです。
　 組革研でギュッと掴んだのは 「自己革新」。 共に過ごした仲間たちに恥ずかしくないよう、自分の弱さを見つめ直すことを恐れず、自分自身を変えていくことに挑戦していきます。