参加リポート/現場から

何度も起こっていた後戻りが少なくなった

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小泉貞之  住友ゴム工業 名古屋工場 生産技術課 主査  〔第512回/2018年6月会期参加〕  NO.1380

  やり切れていないうちに新たな問題が発生し、対応に追われます。 同時並行を求められますが、同じような問題が起こって次の課題にすすめない。
  そんな悩みを抱えている中、組革研に参加しました。
  「S-20」の調査を通して、自分がいかに 「対象」をきちんと捉えることができていなかったかを思い知らされました。 ぼんやりとしか掴んでいないのに、わかったつもりになっていたのです。 その結果、調査は手抜きになって正しいデータにならず、何度も回り道をする羽目になりました。
  職場で私は、タイヤ製造の品質管理、工程開発を担うグループを統括しています。 職場でも、問題を把握しないままわかったつもりで対応に走っていました。 なぜ、後戻りがくり返されていたかがよくわかりました。
  部下に対しても間違っていました。 私が彼らに伝えていたのは、過去の経験からくる具体的な対策指示。 それを元に解決するのが私の役割だと思っていたのです。 彼らは考えられないのではない、考えさせずにいただけ。 「人を道具として」という言葉を聞いて、自分の間違いを思い知りました。
  組革研後は、問題の現象をよく調べさせ、自分で考えてからくるようにと伝えています。 確かに、対応が始まるまでの時間は少し遅くなりました。 なぜ対策を言わないのかと、部下が不思議がっている雰囲気も感じます。
  しかし、今まで何度も起こっていた後戻りが少なくなっています。 また解決に向けて、部下たちが他の部署を巻き込んですすめるようにもなってきました。 さらに部下たちは、起きた現象をわかりやすく伝えるにはどうしたらよいかと、工夫するようになっています。
  私も含めてまだ、 「対象」をよく見ないうちに対応してしまうことがあります。 後戻りをしない活動をもっと徹底していきたいと思っています。

只今、サイトの更新を一時停止しております。
改めて更新を再開する予定ですので、少々お待ち下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。

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