組革研で私が印象に残ったのは、何と言っても「S-20」のわからないことを書き出す場面です。 私のチームは5500件という書き出す目標数値を掲げました。 一人600件以上です。 正直、わからないことがそんなにあるはずがないと思いました。 諦め感いっぱいで書きすすめても実績は上がらず、1時間残業しても2ケタ止まりでした。
その時、一つのこま図を指さしたブロックリーダーから、 「これは絶対そうだと言い切れるのか」と言われたのです。 わかっていないことに初めて気づきました。 おそらくそうだと思い込んでいただけなのです。
その後私自身は約800件を書き上げ、チームも7000件を大きく超える数字を達成できました。
自分の体質が最も現われた場面だと強く感じました。 以前に取り組んだあるソフトウェア開発で散々な結果になったことを思い出したからです。 その原因は調査不足。 その規格の仕組みをわかったつもりになって、実際の開発に臨むまえに十分に調べ切れていなかったのです。
その時、 「仕組みが複雑だったから」と言いわけして済ませた記憶が甦り、恥ずかしくなりました。 自分の弱さを断ち切ろうと決意しました。
組革研からしばらくして、別の規格について調べる機会がありました。 この時の体験を生かそうと真っ先に思いました。
まずは、わからないことの書き出しです。 絶対こうだと言い切れないものは全てわからないこととして挙げました。 すると、モヤモヤしていたまますすめていた前回の調査の時と異なり、焦点がはっきりしてきてスムーズにすすめられたのです。 その差を実感でき、これからもわからないことにもっと目を向けていきたいと思っています。
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